社会医療法人 社団 カレスサッポロ 時計台記念病院
循環器内科原口 拓也医師
着用前後の体型の変化の測定では大腿囲(-0.8cm)、下腿最大囲から5cm末梢側(-1.3cm) 、足関節内顆上縁から5cm中枢側(-0.7cm)、ヒップ(-1.0cm)数値が下がりました。また、ドップラーエコーを使用し、ストッキング使用前後での血管の太さ、血液の流れの速さの変化の測定をした所、血管の太さが1.3mm大きくなり、流速は4.1cm/sec上昇しました。
アフロスストッキングの着圧力は1.5hpaと、一般的なストッキングと同等の着圧力で市販の着圧ストッキング・医療用の弾性ストッキングと比較して着圧力は弱いです。しかし、APHROSストッキングは特定の筋膜や骨膜、皮膚反射を利用する独自の製法で製作されていることから、装着した際の下肢の締め付け感が強く、履き心地も良いため、高齢者における皮膚剥離の合併症を起こさずに長時間使用が可能で、血栓予防のストッキングとして使用できる可能性がある、と証明されました。